Bコミさんといえば元ファンドマネージャーで
20年勝ち続けるプロの投資家で、
Twitter界でも有名です。
人気者なだけにアンチもいて
たまにTwitter内戦争も見かけますね 笑
でも、政治、経済から読み解く株価の動きの解説は
とてもわかりやすく参考になることが多いので
わたし自身はとても勉強になっています。
たまに出演される「ザ・マネー」や、
毎週金曜日の「かぶりつきマーケット情報局」の話を聞いて
「なるほど!」
と思うことが多いのです。
そして何よりすごいなぁと思うのが、
銘柄の分析力です。
ラジオで聞く限りでは全業種について詳しいのでは
と思っています。
元証券会社でディーラーをされていた方だからこその
個人投資家には思いつかない考え方がとても勉強になる
のです。
今回の新刊
もTwitterで知り、さっそく読みました。
この本は初心者~経験者まで役立つ本です。
Bコミさんはファンダメンタルズ重視の
逆張り投資で、テクニカルは使わない
という投資スタイルです。
初心者には難しく感じる部分もあると思います。
わたし自身は投資歴4年目で順張り投資が基本で
逆張り投資は難しく、ほとんどやらないのです。
でもこの厳しい相場に勝つためには
逆張りの発想もする必要があると思います。
あなたが順張り投資家だとしても
大いに役に立つ内容です。
あなたのレベルに合わせて
できるところから取り入れるというスタンスで
読むのがおすすめです。
文章自体は読みやすく時間があれば1日でも読み終える内容です。
目次
厳しい相場を勝ち抜くヒントは損切りと経済指標のチェック!
損切り、難しいですよね。
この本に出てくる山田くんは、移動平均線など
テクニカルで損切りラインを決めているのですが、
Bコミさん方式だと、
損切りはテクニカルは使わず、金額で決める
のだそうです。
その理由は、
テクニカルだと、5日移動平均線を割れたら、
25日線を割れたら、直近安値を割れたら・・と
どんどん基準が自分に都合がいいように甘く
なってしまうから
とのことです。
確かにその通りですね。
わたしは株を買ったときに
テクニカルと、これ以上は損できない金額
という基準で損切りラインを決めて
毎日必ず損切りの逆指値注文
を入れています。
これで損失が大きくなることが無くなりました。
いずれにしてもあなたに合ったマイルールを決めて
それに従って確実に切りすることが大切だと思います。
また、2018年あたりから
経済指標で株価が急落することが多いですよね。
そこで、為替、金利についてのことが書かれています。
為替や金利の変動で、ファンドがどういう売買をするか
という解説は元ファンドマネージャーならではの解説
でした。
わたし自身も去年の10月の暴落から指標チェックを始めて
だいぶ急落相場に慣れてきました。
上昇相場のときは経済の知識がそこまで無くても利益が取れますが
今のような相場では必須の知識だと実感しています。
10倍株のヒントは足元の業績は悪いけど未来は有望な銘柄!
Bコミさんが推奨する逆張り投資は
業績は悪いけど、将来立ち直る可能性があり、
投資対象に適している銘柄を探し、回復して上がりかけた
ところを買うという方法です。
「定量も定性も◯の銘柄は株価がすでに高い場合が多いんだ。逆張り投資には、あまり向かない。
株価が安くて、この先、上がっていく銘柄を探してほしいな」
p.84より
決算の内容から今期は減収減益だけど
来期に期待できるような内容が書かれていたり、
即別損失のような一時的な要因であったりする銘柄に
注目するのだそうです。
株価復活のストーリーを描いて株価が復活するのを待つ
のが大事ということです。
M&A投資で増収増益のシナリオを描く!
M&Aは増収増益のチャンスですよね。
最近では、9470学研ホールディングスが
介護施設を買収した例などが載っていました。
勉強になったのが異業種の買収例で
3397トリドールホールディングス(丸亀製麺の会社)が
美容業界「SONOKO」と「fufu」を買収した話です。
「推測するに丸亀製麺はショッピングモールとつきあいがあるだろ。すると、撤退する店舗の情報が入ってくるはずだ。その空きスペースに出店していくんだと思う」
p.130より
異業種の買収について
何かしらつながりや、買収するメリットについて
発想できることが大事
なんだと感じました。
実際買収した2017年は業績に貢献し、
この年の株価は右肩上がりとなっています。
上昇ストーリーを描けるかが大事!プロでも難しいから個人投資家はまず考え方から入るのが◯!
定性面が良いけど、数字がまだ出ていない銘柄の
上昇ストーリーを考えるのは正直証券業界の経験もない
個人投資家にとっては難しいです。
でも、考え方を真似てみることは大事だと
思っています。いきなり億トレーダーに
なろうなどとは思わず、大きな結果を出している人と
同じような発想をしてみることで
少しずつ結果が出てくるものです。
Bコミさんがテンバガーを達成した
6258平田機工は、
「3気連続!!増収増益予定」というYahooのバナーが出ていたそうです。
これを見て
「きっとIRの担当者が代わったんだろうね。株価に対して、”これじゃいけない、広く株主を募り、株価を上げよう”という考えに変わったのかもしれない。ともかく、増収増益をアピールするなんて、業績に対する自信の表れじゃないか!(以下略)」
p.146より
このような発想できて自信をもってその株を
上昇する前に買えるのは相当な経験も必要です。
ちなみにプロでもテンバガー達成まで保有できるのは
2年に1回ほどだそうです。
普段から柔軟な発想をすることを心がけて、
10倍株の上昇ストーリーを描けるようになりたいです。
株式投資を体系的に学べます。
本を読んで学ぶ人が多いと思いますが、本の内容は
素晴らしいものはたくさんありますが、断片的内容です。
体系的に学んだうえで本を読むと、
「こういう視点だからこのように言っているんだ!」
というのがわかり、本の理解度も断然変わってきます。
株式投資を体系的学んでみませんか?
今後の勉強の仕方も変わってきますよ!
コメントフォーム